パニック障害と聡くんと岩橋くん
はじめに
あまり書きたくはなかったんだけど、多くの方に「パニック障害」について知ってもらいたくて、短めですが書く決意をしました。
人それぞれ症状はあると思うから、こういう状態になるんだとか、こういうこともあるんだとか少しでも分かって貰えたら嬉しいです。
聡くんと岩橋くんがパニック障害で活動をおやすみすることを知って、わたしは真っ先に「正しい判断だと思う」「おやすみを選んでくれてよかった」と思ったし、パニック障害と公表した勇気って凄いなってめちゃくちゃ感じた。
わたしがパニック障害を発症したのは学生の頃。学生時代いじめられがちで不登校気味だったのを当時の学年主任の先生が見かねて、次の学年にあがったときにわたしが過ごしやすいようなクラス編成にしてくれて、毎日学校に行くのが楽しみで仕方なかったとき。
電車通学だったんだけど、毎日電車に乗ると必ずと言っていいほど過呼吸を起こすようになった。学校に着いてすぐに保健室に駆け込んで、通常1時間休めるところを2時間休ませてもらって、でも過呼吸は治まらなくて、クラスに行けないまま帰宅するという日々を送っていた。
やっと学校に行きたいと、同じクラスのみんなに会いたいと思えた時だったのに原因不明の過呼吸に襲われて、苦しくて、つらくて、保健室のベッドで寝たフリして泣いてた。泣いたらまた息が苦しくなって、どうしたらいいか分からなかった。
病院に行ってみたら「パニック障害だよ。自分では行きたくないと思っていなくても身体が行きたくないって拒絶反応を起こすんだよ。」ってお医者さんに言われて、びっくりしたし悲しかった。
「電車はなるべく各駅停車の電車に乗ってね。急行だと発作が起きやすいから。」って言われたけど、家から学校まで距離があったし各停でちょうどいい時間に着く電車が無かったから、薬貰って急行に乗って行ったり、早起きして準急に乗ってみたりしたけど治る気配はなかった。
現在も完治したとは言えず、通っていた学校がある方に向かう電車に乗ったときにぎゅうぎゅうの急行だったりすると、息を吸うのも吐くのも苦しかったりする。
でもそんなの、周りに伝えようとしたってどう伝えればいいのか分からない。「息が苦しいんです」「パニック障害なんです」って言ったって、言われた方はどう手を差し伸べればいいか分からないだろうし。
だから隠して生きてきた。なんでもないフリして我慢してきた。涙が出るほど息が苦しくたって、必死に誰にもバレないようにしてきた。
だからこそ今伝えたい。聡くんも岩橋くんも発表しておやすみしたことは正しいことだし凄いことだって。
突然襲われる苦しさに耐えて乗り切って今まで笑顔をくれた2人とも、凄い人なんだって。
わたしは「このまま死ぬかもしれない」という恐怖に怯えたことはないけれど、2人はこの恐怖を体験したかもしれない。それなのにこれまで頑張ってくれた。かっこよすぎるよ。
そんな2人が少しおやすみするってことだから、こっちは「ゆっくりでいいから完治させて、また元気になって大丈夫だったら姿を見せてね」と思い、願うしかない。「頑張れ」とか「待ってるね」とかは、少し違うかもしれない。だってもう頑張ってるだろうし、待ってるねって言ったら焦っちゃうかもしれないし。
「神経質で」「真面目すぎて」とかは、完璧な理由にはならない。わたしは神経質でも真面目でもないのに本当に突然発作が起きたから。
同じくパニック障害を抱えている方へ。1人じゃないからね。
聡くん、岩橋くんのファンの皆様へ。自担を想う気持ちが本人達にとってなによりもお薬になると思います。だから自担のことをたっくさん想ってください。
聡くん、岩橋くんへ。とにかくゆっくりね。無理は禁物。ファンはあなた達から離れないから。どうか自分を大事にしてね。それが、ファンが1番望んでいることだと思います。
君は君らしく君で居ればいい!